写真左側が新参の山伏、右側が古参の山伏で、古参の山伏が新参の山伏に30項目以上の問答を問いかけます。

 

般若心経等の祈祷を終えた一行は、青岸渡寺副住職の挨拶の後、玉置山を目指しました。

 

 

 平成16年4月、恒例の熊野大峯奥駈(おおみねおくがけ)「春の峰入り」が行われ、奥駈の一行は4月24日午前8時過ぎに熊野本宮大社旧社地・大斎原の河原を出発し、午前9時過ぎに本宮町内の大峯奥駈道・七越峰(ななこしのみね)に到着、七越神社では那智山青岸渡寺副住職らにより「山伏問答」が 行われました。「山伏問答」とは奥駈の修行をする山伏として入山の資格があるかどうかを問答するもので、この問答は1872年の「修験道廃止令」が発令されて以来途絶えていたもので、今回で130年ぶりの復活となりました。

 この奥駈の行は毎年那智山から吉野山までの大峯奥駈道(約200km)を4度に分けて走破するもので、一般の参加者も和歌山県内外から多く参加していました。


問答の内容は、問者が「胸にかけたる鈴掛とはいかに?」と問うと答者が「入峯修行の法衣なり。金胎両部の法衣なり・・・」と答えるなど、山伏の心得や装束の意味、開祖の役行者について等の約30項目以上を問答し、奥駈の入山にふさわしい山伏であるのかどうかを問うものです。そして「先程からの御答え、一々御もっとも也・・・」と、問者である古参の山伏が納得して山伏問答が終わると法螺貝が吹かれ、七越神社で般若心経等の祈祷が行われた後、再び法螺貝を吹きながら修験者約20名と一般参加者約130名の計約150名は奈良県十津川村の玉置山にある玉置神社までの約40キロの道のりをめざして歩きはじめました。  

 

 

 

2004.4.26 記
 

 
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