熊野古道の特色

 

京都から舟で下り、大阪の窪津からの道筋には九十九王子「熊野の御子神」を祀った神社が2キロ毎に設けられ王子をたどることによって道しるべにもなっていた。

その中に格式の高い五体王子がある。その王子社では皇族、貴族は宿泊し、神楽を奉納したり、歌会などが催された。そのとき和歌をしたためた懐紙が「熊野懐紙」である。

 

五体王子・・・藤代王子、稲葉根王子、切目王子、滝尻王子、発心門王


熊野三山

熊野の中心は熊野川に近いあたりで本宮、新宮、那智の三か所に熊野大社が存在する。もともとは樹木、岩、滝など自然に対する信仰から産まれたものとか。三社まとめて、古くから熊野三山、熊野権現とも呼んでいる。


熊野三山の御祭神

神名

本地仏名

熊野本宮大社 主祭神・・・・・家津御子神(けつみこのかみ。スサノオノミコト) 阿弥陀如来
熊野速玉大社 主祭神・・・・・速玉男神(はやたまおのかみ)

薬師如来

熊野那智大社 主祭神・・・・・熊野夫須美神(女神。イザナミノミコト)

千手観音


熊野詣への道

中辺路・・・・・田辺〜中辺路〜本宮〜新宮〜那智(浜の宮)

中辺路支道「大雲取越・小雲取越」・・・那智〜熊野川〜本宮

● 大辺路・・・・・・田辺〜海岸沿いに那智山〜浜の宮

● 小辺路・・・・・高野山〜十津川〜本宮

● 修験道(奥駆道)・・・・・大峰山〜玉置山〜七越〜本宮

● 伊勢路・・・・・伊勢〜尾鷲〜熊野市〜板屋〜本宮


文:熊野古道語り部