修験道の開祖
 修験道と深い関わりを持つ、熊野信仰。本宮町本宮上地の旧・本宮中学校付近にある大智庵(だいちあん)というお寺の庭には修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が寛政十一年(1800年)に修験道での功績を称えられて光格天皇より賜った贈り名「神変大菩薩」の碑があります。

大智庵はかつて光明寺系の尼寺で、全国の琵琶法師の総本山であった場所だといわれ、インドからやってきた修行僧・裸形上人(らぎょうしょうにん)ゆかりの地であるともいわれています。

他に本宮町内の桜の名所のひとつであり修験道の人々が通る道である「七越の峰(ななこしのみね)」の付近・吹越峠 には、役行者が千日修行したと伝えられる磐もあり、山在(さんざい)という所の山にはかつて役行者をお祀りしていた祠があったといわれています。  


役行者の称号
「神変大菩薩」の名が刻まれた碑。

参考文献:「熊野の民俗ー和歌山県本宮町ー」初芝文庫刊

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